私が第三種電気主任技術者(電験三種)の認定制度を活用するときに、申請に必要な書類や実務経歴証明書の書き方は調べればわかりますが、面接に関しては参考になる情報が少なく、ぶっつけ本番という感じでした。
私の実体験で、確実にやるべきと思ったことは「必要最低限の実務経歴証明書」「真摯な対応」です。
これから認定制度を活用される方向けに、実際に体験した内容を紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
面接担当者によって違うから、全てがあてはまるわけではないけど、ちょっとでも参考になっててくれると嬉しいな。
面接前
最寄りの経済産業省産業保安監督部のHPに掲載されている「申請に必要な書類」を一式用意をした上で、電話で連絡しました。
「電気主任技術者の認定を受けたい」と話すと、担当者に繋いでいただき、面接の予約をしました。
その時にHPに掲載されていない次の資料も面接時に持参するよう求められました。
- 担当した設備の単線結線図
- 保安規程
- 組織図
実際に担当した設備数は複数箇所ありましたが、色々と提示してツッコまれるのが嫌だったので、単線結線図は1箇所のみ準備することにしました。
面接直前
遅れるのは良くないと思い、余裕を持って、面接時間の30分前ぐらいに着くように行きました。
合同庁舎に入館する時に、入口で入館者情報の記入が必要であり、建物内の場所もすぐには見つからなかったため、余裕を持って行って良かったです。
それでも少し時間が余りましたが、時間なるまで待ってから担当課の部屋に入室しました。
入室すると、パーテーションで区切られた打合せスペースに案内されました(そのおかげで、あまり緊張しませんでした)。
面接(1回目)
最初に単位取得証明書、卒業証明書の提示を求められ、認定制度の条件が確認されてから、始まりました。
実務経歴証明書、単線結線図、保安規程、組織図を提示し、実務経歴証明書を一読してから、質疑が始まりました。
私の場合、設備管理者として、点検や設備更新の監督業務を行った内容で、次の質問がありました。
- 「電気工作物の概要」に記載の「断路器」「変圧器」は単線結線図ではどこにある?
- 設備の故障監視の方法はどのようにしている?
- 「職務の内容」に記載されている「過熱」「振動」の確認はどのようにしている?
- 「更新工事」の契約内容は?
1~3点目は実際に経験した内容で、事前にも見返していたこともあり、説明して事なきを得ました。
4点目はまさか聞かれるとは思っていませんでしたが、念のため契約書を用意していたので、提示して確認する程度でした。
僕が想定していたイメージと違うことを聞かれたので、正直ヒヤヒヤしたよ…
求められていないものでも使えそうな資料は持っていこう!(このとき鞄はパンパンだったよ(笑))
一通り質疑が終わった後、次の資料を修正するように求められました。
- 実務経歴証明書に記載する設備は担当した全設備を記載する
- 点検で測定する項目は基準値を記載する
- その他細かい体裁の修正
指摘を受けた箇所を修正をして、次回の面接の予約をして、1回目の面接は終了しました。
入室から面接終了まで約40分でした。
面接(2回目)
1回目に指摘を受けた箇所の修正について説明しました。
説明後は特に問題を受けるような指摘事項はなく内容は承諾され、正式な申請方法について、説明を受けました。
2回目の面接は10分以内で終わりました。
まとめ
以上が私の認定制度を活用した面接の実体験です。
1回目では、質問もされ、修正の指摘も受けましたが、内容を理解していると判断されたのか、2回目は修正箇所の説明だけで終わったので、
・必要最低限の実務経歴証明書
・真摯な対応
が功を奏したのだと思っています。
担当者によって、質問する内容は様々ですが、免状を得るために作戦を立てて挑むと、比較的少ない回数で承諾されます。
少なくとも、上の2点を実践すると、効果があると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
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